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2008/05/18 (Sun) 19:00
映画レビュー「ひぐらしのなく頃に」 ~壮絶なるミスキャスト~

先週の金曜日は、映画「ひぐらしのなく頃に」を観てきました。
確か、金曜日初回だったので、1300円だったかと思います。
結論から言えば、1300円ですら、高いなぁと感じる酷い内容でした・・。
2作目でこれだと、前途多難です、トホホ。

以下、ネタバレありです。
まだ観てない方は、注意して下さい。 映画「ひぐらしのなく頃に」(2008年)

監督・脚本:及川中
主演(?):前田公輝
共演:松山愛里・飛鳥凛・小野恵令奈・あいか

評価:43点
(グラドル顔負けの飛鳥凛のスタイルで、+5点。)

「ひぐらしのなく頃に」は、サウンドノベルゲームからブームが起こった事が発端となって、漫画・ドラマCD・アニメなどへメディア展開されていった作品のようである。
私は原作を知らなかったが、前から気になっていた飛鳥凛を目当てで観に行った。

【あらすじ】
鹿骨市にある雛見沢村は、人口2,000人に満たない寂れた村である。過去にこの村は、ダム建設による村の水没を、村民の団結した行動で阻止しており、村の連帯感は今も強固である。ダム戦争の末期より続く、連続怪死事件は「オヤシロさまの祟り」と呼称され、廃れていたオヤシロさま信仰が復活しつつあった。
ダム建設計画が中止になって5年後の昭和58年、主人公の前原圭一(前田公輝)はこの村に引っ越してくる。前原は、持ち前の性格と明るさで、新たな学校や友人に打ち解けていく。
しかし、そのまま楽しく平和に過ぎていくと思われた日常は、「綿流し」という祭りの日から一転して、様相を変えていくことになるのであった…。

(Wikipedia「ひぐらしのなく頃に」より引用、一部省略かつ改稿)

と、あらすじを書いてみたが、映画の中では、こういった背景についての描写が不十分だった様に感じた。
あらすじの文面で、「前原は、持ち前の性格と明るさで、新たな学校や友人に打ち解けていく」と書いたが、前原について、そのような事を示唆する描写は無かったと思う。
どっちかと言うと、冒頭のバスから降り立つシーンを始め、どこか陰を負って性格がひねくれた学生にしか見えなかった。
したがって、主人公の前原と、彼を取り巻く4人の女の子との交流そのものが、物凄く嘘っぽく見えた。もちろん、その辺の虚実入り乱れた人間関係は、こうしたホラーミステリー物の場合、想像力を掻き立てる効果があって、一概に悪いとは言えないのだが。

【ミスキャストの前原】
しかし、私の言いたい事は、ストーリーを進める上で、主人公を演じる俳優(前田公輝
)に魅力が無さ過ぎた事である。
一体何をどうやったら、背が高い以外見るべきものがなく、ヘラヘラ笑ってパッとしない男子が、超がつく程の美少女の二人(竜宮レナ・園崎魅音)と腕組みして散歩するまでに至ったのか?
その途中経過の方が、この村で起こった連続殺人事件の謎よりも、よっぽどミステリーであろう・・。この奇妙な3ショットの方が、後半の雑で手抜きな殺戮スプラッターシーンよりも、異様な光景に映ったものである。

とにかく、真っ先に殺されて然るべきは、この何の魅力も存在価値も見出せない主人公だったであろう。

レナ(松山愛里)・魅音(飛鳥凛)が、二人で前原の家を訪問するシーンが度々あったが、「もう良いから、早く殺してあげなさい」と思ったものである。
針入りのおはぎ(お約束!!)を食べるシーンのリアクション、あのテンションの低さはないだろう。

原作の設定を無視した上で、レナか魅音を主人公にしたアナザーストーリーの方が、まだストーリーが引き締まった展開になったと思う。

【若手女優陣】
お目当ての飛鳥凛に関しては、大人しい役柄だったので、見せ場は少なかったのが残念。前原と二人で釣りをするシーンでは、思わず釣竿を落としそうになって、二人が見つめ合うシーンで、グッと来るように切ない表情を魅せてくれたのが、一番の見せ所だった。
後は、憂いを帯びた表情・おしとやかな仕草などがあって、4人の若手女優の中では、昭和時代という作品の設定に、一番なじんでいたと思う。そして、グラドル顔負けのスタイルは凄かった。あり得ん・・。

ただ、この映画では、中盤から豹変するレナ役の松山愛里の方が、頭の神経が何本が切れたかのように鬼気迫る演技を魅せていた。

@飛鳥凛は、寺島咲と同じく、U-17年代でありながら、既に風格を感じさせる。期待の大器と言って良いであろう。このまま映画での実績を順調に積んでいけば、成海璃子・夏帆のレベルに到達するのも不可能ではない。

あいかは、こけしみたいな独特のルックスで、決して万人受けするとは言えないが、神社の巫女という特殊な役柄がハマッていた。
AKB48出身の小野恵令奈は、整った小さな童顔が、元モー娘の辻希美を彷彿とさせる。萌え萌え~(笑)なルックスが衝撃的であった。それ故に、昭和時代という設定に合っていなかったのは残念。

そういえば、喫茶店のウェイトレスが、眼帯にメイド服だったのだが・・・(笑)


【そういえば】
過去にも、サウンドノベル第1作の「弟切草」が映画化された事があったが、この映画よりは緊迫感に満ち満ちた作品だったと思う。その理由は、徹底的に余計な要素を省いて、ホラーの要素を強調した事にある。舞台は洋館で、主要な登場人物も、2~3人に限られていた。
後は、得体の知れない恐怖に恐れおののくといったストーリーを、ひたすら堪能できた。

この「ひぐらしのなく頃に」の場合、4人の女の子の内、主要なキャラであるレナ・魅音ですら、内面の感情描写が十分にできていなかった。この2人の美少女と主人公の間に、三角関係があったろう事は映像を観ているだけで伝わって来るのだが、その割りには葛藤・対立とか焦りと言った感情表現が皆無だったのは、なぜなのであろうか?

よって、前半、のどかな田園風景を3人で歩くシーンとかあったが、非常に画がダレてしまい、途中でオチる(寝る)始末となった。

【演出の妙】
一つ、残念といえるのが、中途半端な演出について。
中盤、レナが主人公と押し問答になり、

「嘘だ!!」

というレナの台詞がテロップで出てきた所があったが、この映画のハイライトとも言えるシーンであった。
さすがに、あれにはビックリした。
なかなか、ケレン味のある演出であったが、これ一回きりの演出というのも、どうにも・・。どうせやるなら、こういった演出を徹底すれば良かったと思う。
全編を通じて、恐怖を煽って行こうとする演出が希薄だった。

【続編?】
結局、この映画では、「オヤシロさまの祟り」の正体や主人公の最期に至る過程など、肝心な所は一切分からずじまいであった。おいおい。
最初から、謎解きとなる続編を意識して、あえて全貌を隠した作りにしたようである。

ああ、壮絶なる消化不良かな(`皿´;)
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コメント

こんばんわ!!!

某所ではお世話になっております。ハンドルネームは訳あって別ものを使っております。

今日、某シネコンに行って、これを鑑賞しようかなとも思ったんですが、私も周りであまりにも悪評で・・・。結局おくらばせながら「少林少女」を観たんですが、こちらはこちらでまた凄い地雷だったんで・・・。

いくら続編があることを前提にしているにしても、もうちょっと一本の作品として成立していてもらいたいですよね。。

前編の出来から後編の出来も推測出来ると思うのですが、どんなものでしょう。トータルで観たときある程度の完成度が期待できるのなら、地雷覚悟で鑑賞したいと思っているのですが。。

>kojirestさん
なるほど。
では、こちらでは、そのハンドルネームで呼ばせてもらいます。

作品としては、不完全燃焼でしたね。
若手女優目当てなら、まだ観れると思います。どの若手女優も魅力的で、選り取り見取りといった華やかさがあります。

続編があるなら、「デスノート」みたいに、タイトルに「前編」と銘打つべきでしたね。これでは、詐欺に近いです。

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